TVタックル 「結婚できない国ニッポン イマドキ女性の婚活事情」

なんだかんだで私も27か。早いねえ。
まあなんというか、男の私からしたら突っ込み所満載で、「あーこんな人とは結婚しねーだろーなー」って感じで見てました。
低姿勢、低依存、低リスク、低燃費の「4低」が今の結婚相手のトレンドだそうで、大竹まことがいった「男は何のために結婚するの」みたいな発言は実にストライクな発言でしたな。小遣い5000〜10000円でやりくりとか、社会人なら無理でしょ。
低燃費な男性ならば、外で食事なぞせずに自炊で食生活を賄うだろうし、妻に依存しない夫だったら、確かに結婚する意味ねえ。だって一人で衣食住全部やっちゃうんだから。
婚活パーティの参加費は男5500円、女500円。さすがに、男女で11倍の差があるのはいかんですよ。女の人も子供の小遣い以下の値段のパーティに参加して本気になれるの？ぶっちゃけ、洒落とか社会見学で来てる女性もたくさんいるでしょ。男女で本気度が違えば、そりゃあ結果も振るわないだろうな。男としても5500円払って、あんな豊満な女性が来たら、一部の男を除いてゲンナリするでしょうよ。こういう男を舐めたビジネスをやってると今は盛況な産業でも早々に衰退しそう。
スタジオの出演者の女性方は面白い人たちばかりでしたね。まあ結婚どころか交際相手としても完全アウトな人たちばかりでしたが。
相手の希望年収に年収300万円を提示した女性。結構低いなと思いつつ見ていると、でも共働きで稼げばいいって、確かに正しいわ。でも26歳の家事手伝いが言うだからすごいねえ。もう、目を覆うしかないわ。婚活より先に就活をするべきでは？
次の人は「月に25万あれば生活できる」との理屈で年収300万を提示。社会人の諸氏はお分かりかと思うが、年収300万で月に25万を好きに使える方はいないと思う。おそらくこの女性は「月収25万円×12ヶ月＝年収300万」という計算をしたのだろう。
普通「年収はいくらですか？」と聞かれたら、税金や年金を差っ引いた「手取り」ではなく、それらを差っ引く前の「額面」の額を答えるのが社会人としては正解だろう。プロ野球選手の球団との年俸≒年収(CM出演等のギャラが発生する選手もいるが)であり、イチローや佐々木が当時NPB最高となる年俸5億で契約した際は世間で少し話題になったものだ。もちろん佐々木やイチローの5億は「年間自分で好きにできるお金」が5億あるわけではなく、球団から本人に支払われる給料が5億なのであって、こっから税金が引かれて…という話だ。しかも、給与の一部はボーナスで（ボーナスが無いという正社員の方、申し訳ない）支払われるのだから年収300万の人が月収25万の図式は非常にレアなケースであり、月収が25万を超えない以上、手取りが25万になるはずがないのである。社会人なら当然知ってることであるが、知らなかったのであろう、いささか無知な女性である。そして案の定、家事手伝いであった。しかも「25万円でも出世をしていただいて…」と完全に他力本願であり、栄養がたくさん供給されそうな将来有望な木に寄生するヤドリギの類と大差はない。
男性には低依存を求めるが、自分は男性に主に経済面で完全に背中を預けたいと考えるようでは到底結婚にはいたらないだろう。
「低リスクだったら、年収伸びないし、出世しないじゃん」と発言したIT企業の社長が出演した女性陣を指して、「さげまん」と言ったが、これもストライクな発言であった。
婚活女性に大人気な公務員は低リスクの筆頭であるが、公務員で結婚適齢期の男性で年収500万を超える職業の人はいないだろう。強いてあげれば自衛隊のパイロットとかその辺だろうな。公務員は法令で月収が決まっており、副業もできない以上、月収年収が大きく増える見込みは法令が改正されない限りないわけで、今後、政府が（本気で）財政を立て直すならば、人件費の圧縮は避けて通れない道。震災の復興費用捻出のため、一時的とはいえ、公務員の給料を引き下げたという実績がある以上、法令通りの収入が見込めるかも怪しい。公務員と結婚するのって本当に勝ち組なのかねえ。
とまあ、世の男性に「無茶ぶり」と言われても仕方のない、結婚条件を出しながら、「男性が草食系ばかりで相手が捕まらないの」と、男性に責任転嫁をするかのような発言も飛び出す始末。相手が来ないなら、自分から行けばいいじゃん、バカなの？
なんでこの手の女性ってずっと待ってるだけなの？